残念な王子とお節介な姫
姫は最初の宣言通り、大量のたこ焼きを焼いた。

途中で、タコがなくなると、ウインナーとかこんにゃくとかいろんなものが入り始め、それはそれで、美味しかったし、楽しかった。

結婚式をするはずだったこの週末をこんな風に笑って過ごせるなんて思ってなかった。

結もいないのに…



もしかして、結もこんな気持ちだったのか?

大阪から泣いて帰ったって言ってた。
それを慰めてもらったって。


俺が好きなのは結だけど、結がいなくても笑ってる。

結も、俺が好きだけど、他の誰かに笑わせてもらったんだろうか。

それで、やっぱり、救われた気持ちになったんだろうか。

結は今、笑えてるだろうか。

ちゃんと幸せになれてるだろうか。

結が幸せだといいな。
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