残念な王子とお節介な姫
うわっ
なんだ、これ!?

並んで寝転がると、勘違いしそうになる。

相手は姫なのに。

すると、姫が口を開いた。

「課長、聞いてもいいですか?」

「ん? ああ。何?」

「課長は、別れた彼女さんのどこに惹かれた
んですか?」

「え!?」

「前にゆうてたやないですか。
オタクやから、女に興味ないて。
彼女さんはどこがちごたんですか?」

この体勢で恋バナ?
俺は理性を総動員する。

「んー、元々かわいいとは思ってたんだよ。
元気で明るくて、ちょこまかとよく動いて。
元気な中学生の女の子を見てる感覚?
それが変わったのは、オタクを否定しないだけ
じゃなくて、オタクを肯定してくれた時かな。
そんな事、初めてだったから、その後、気に
なって気付けば、ずっと目で追ってた。」
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