残念な王子とお節介な姫
そんな話をしているうちに、姫が静かになった。

すぅすぅと気持ち良さそうな寝息が聞こえる。

こいつは、ほんとに平気で男の前で寝るな。

襲われても知らないぞ。

俺は、姫のほっぺをいたずらでつついてみた。

柔らかい。

ふふっ
俺は、姫の手を握った。

昨日、たかが手を繋いだだけで取り乱したのに、その男の前で寝るなんて、無防備にも程がある。

もし昨日、俺が下心満載で手を繋いでいたら、この状況は据え膳いただきます状態だぞ。

そんな事を思っていたら、満腹のせいだろうか、俺も寝てしまったらしい。

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