残念な王子とお節介な姫
「課長、朝ごはん食べられます?
二日酔いやなかったら、なんか作りますけど。」

うちが言うと、

「ああ。
じゃあ、一緒に作ろう。」

てゆうてくれた。

「あ、でも、姫、シャワー浴びたいだろ。
使っていいぞ?」

「はい。ありがとうございます。」

「あ! やっぱり、ちょっと待って。」

ん? 何?

うちが首を傾げてると、

「朝ごはんの後、すぐ春山を返すから、
その後にしよう。」

て、ゆうた。

「へ? なんでです?
別に春山さん、覗いたりしぃひんと
思いますけど。」

「それはそうなんだけど…」

うちが首を傾げてると、隣の部屋から笑い声が聞こえた。

「俺に姫ちゃんの湯上がりの姿、見せたく
ないんだろ。」

春山さんがドア越しにゆうた。
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