貴方の背中


きっと泣きながら話したんだと思う

「わかったすぐに行く」


その言葉の後に一時間近くかかる距離を
30分後にけんちゃんは飛んで来てくれたから…


詳しい説明をした後で
けんちゃんは知り合いに電話をかけた


警察官と弁護士と(どちらも知り合いらしい)に話をしてなんとかしてくれるようになった

問題は
桃子婆ちゃん…

一人にはできない
でも
だからって勝手に施設とかは家族じゃないから無理だし

家族は一度息子らしい人が来てたけど、帰ってからしばらく泣いていた桃子婆ちゃんを思うと…


「息子さんに連絡しなきゃ」


状況を話すとけんちゃんが調べて桃子婆ちゃんの息子に連絡をとってくれた


けんちゃん
忙しいのに…ごめんね


< 104 / 115 >

この作品をシェア

pagetop