Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
「愛乃、行くよ!」

「あ、待って!」

慌てて春熙の後を追おうとしたが、高鷹部長の手が私を引き留める。

「愛乃。
さっき言ったこと、絶対に忘れるな」

「早く!」

鋭い春熙の声が飛ぶ。
小さく頷き、高鷹部長は私の手を名残惜しそうに離した。
今度こそ春熙の後を追いながら、何度も高鷹部長に言われた言葉を心の中で繰り返していた。



部屋に入った途端、寝室に引っ張っていかれてベッドに突き飛ばされた。

「高鷹となんの話をしていたの?」

「ひぃっ」

するりと頬を撫でられ、短く悲鳴が漏れる。
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