Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
私は忘れていたかったけど。

「でもはるくん、まだお酒抜けてない!
運転できないでしょ!」

「うっ」

言葉を詰まらせ、春熙が項垂れる。
少しは自由時間が延長できるかと思ったものの。

「仕方ないから今日は泊まるけど、明日の朝一で帰るから。
夕食もあいつらと一緒にはしない。
愛乃をここから出さないから」

「はるくん!?」

「せっかく、愛乃との結婚が決まったんだよ?
今日はずーっと愛乃とふたりきりでいたい」

甘えるように後ろから私を抱きしめ、顔を回してちゅっとキスしてくる。
それに私は、逆らえなかった。


一応団体行動なんだし、無断で好き勝手できないと説得すると、渋々だけど携帯を返してくれた。
少しだけ考えて橋川くんにメッセージを送る。
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