Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
「やだ、おじさまったら」

おじさまは父と同じくらい、私に対するスキンシップが過剰だ。
そしてそれで喧嘩するほど仲がいい。

「それで。
話とはなんだ?」

私に見せる甘い顔とは違い、おじさまは春熙に対して冷たい。

「延期されていた、愛乃との結婚の件ですが、愛乃の誕生日の今月二十八日に入籍しようと思います。
式は早急に日程を調整して、なるべく早く」

「急に決めたことになにか理由があるのか」

「それは……」

春熙はそれっきり、俯いて黙ってしまった。

「お前は理由もなく、こんなに大事なことを決めてしまうのか。
女ひとりのその後の人生が決まってしまうのだぞ。
そんな考えなしには会社など任せられん」

「……っ」

苦しげに春熙の顔が歪む。
けれどおじさまの言っていることは正論だ。
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