Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
アイスティかと思ったそれはミントティで、この人はどこまでおしゃれなんだろう。

「さて。
今後の相談をしようか」

半分ほど飲んだミントティのグラスを置いて姿勢を正す。
あの春熙との結婚を中止だなんて、そうそう簡単にいくはずがない。

「申し訳ないがしばらく、愛乃にはここで生活してもらう。
東藤のように君を監禁するみたいで気が引けるが……自由を得るためだ、仕方ない」

高鷹部長は休みの間、私がどうしていたのか知っていて驚いた。
いや、海水浴旅行のときの春熙の態度と、その後連絡のつかない私に気づいたのかもしれない。

「俺は君の父親、香芝専務にこの結婚を中止するように説得する。
あれだけ愛乃を溺愛しているんだ、君が嫌がっているとなれば折れるだろう」

本当にそうなんだろうか。
だって父は、春熙だって本当の息子のように可愛がっている。
でもいまは……高鷹部長にかけるしかない。

「高鷹部長にお任せします」
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