Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
いまからなにをされるのか気づいて期待が高まるものの、……今日は外に出たりして汗をかいている自分が気になった。

「あの」

「ん?」

もう一度、私に口づけしようとしていた高鷹部長の動きが止まる。

「その、あの」

こんなことを、うまく伝えられるすべを持たない自分が憎らしい。

「ああ、ソファーは嫌か?
なら寝室に……」

「……じゃなくて」

あ、いや、初めてがソファーは嫌だけど。

私から離れようとした高鷹部長のシャツを引っ張ると、彼の首が不思議そうに僅かに倒れた。

「その。
……汗をかいている、ので」
< 261 / 340 >

この作品をシェア

pagetop