Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
貪るみたいに征史さんの唇が重なる。
こうして私は、初めての熱い時間を過ごした。



「身体、つらくないか」

閉じていた目を開けると、征史さんが汗で張りつく私の髪を剥がしてくれた。

「えっ、あっ、ひゃいっ!」

……うっ、噛んだ。

「なら、いい」

ベッドを出て、落ちていたバスローブを拾って征史さんが羽織る。

「風呂、入るだろ。
その間になんか食うもの、作っておく」

「私が……」

「気にするな」

私にあたまを軽くぽんぽんし、手を振って征史さんは寝室を出ていった。
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