Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
私は、その、征史さんと……シーツを汚すようなこと、シたんですよね。

「寝ようか。
今日は疲れているだろ」

「そ、そぅですね」

うっ、声が裏返った。

「まだ恥ずかしがっているのか」

「だって……」

征史さんは余裕かもしれないけど、こっちは初めてだったんです。
そんなに簡単に、平気にはなれないですって!

「そういう愛乃が可愛い」

その高い背を屈めて私に顔を近づけ、ちゅっと軽く、唇を重ねてくる。

「それに俺も、愛している愛乃と、しかも愛乃の初めての男になれて……気を抜くと顔が……」

緩む唇を見られたくないのか、征史さんは手で口もとを隠してしまった。
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