Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
ソファーに座った春熙が私を膝の上に抱え上げ、頬を掴んでぎりぎりと潰す。
警報が鳴るのがわかっていながら、何度か窓やドアを開けようと試みた。
前はけたたましく警報が鳴るだけで開いたのに、今日は外からしっかり鍵がかけてあるらしく、びくともしなかった。
「悪い子にはお仕置きが必要だよね。
……そうだ、経営戦略部の連中、全員解雇しようか。
僕に刃向かう奴は必要ないからね」
するりと私の頬を撫で、春熙がくっくっと愉しそうに喉を鳴らす。
「やめて!
いい子にするから、いい子にするから、そんなこと、しないで……!」
懇願する私に、春熙はなおも愉しそうに笑っている。
「口ではなんとでも言えるよね」
私のあごを親指で持ち上げて無理矢理上を向かせ、視線を合わせる。
やっぱり春熙の目は虚ろで、私を見てなんかいなかった。
「いい子にする、から……!」
警報が鳴るのがわかっていながら、何度か窓やドアを開けようと試みた。
前はけたたましく警報が鳴るだけで開いたのに、今日は外からしっかり鍵がかけてあるらしく、びくともしなかった。
「悪い子にはお仕置きが必要だよね。
……そうだ、経営戦略部の連中、全員解雇しようか。
僕に刃向かう奴は必要ないからね」
するりと私の頬を撫で、春熙がくっくっと愉しそうに喉を鳴らす。
「やめて!
いい子にするから、いい子にするから、そんなこと、しないで……!」
懇願する私に、春熙はなおも愉しそうに笑っている。
「口ではなんとでも言えるよね」
私のあごを親指で持ち上げて無理矢理上を向かせ、視線を合わせる。
やっぱり春熙の目は虚ろで、私を見てなんかいなかった。
「いい子にする、から……!」