夜の世界に舞う
「私も。」
そう言うと自然と涙が溢れてきた。
それと同時に扉がノックされ黒服が奏を連れ出した。
代わりに入ってくるヘルプ
「どーも〜って、どうしたの?大丈夫?泣いてるじゃん。」
そりゃビックリするよね。
「あはは、大丈夫!!ごめんね。」
「俺、奏の親友の琢磨よろしくね。」
「親友って言い切れるの凄いね。」
「そう?まあ、中学からずっと一緒に過ごしてるからね。今も一緒に住んでるし。」
「ホストがルームシェアって珍しいね。」
「そうかな?愛ちゃんも元気そうだね。」
「まあ、ね。てか、奏に本名聞いたの?」
「ううん。俺高校も奏と一緒だからさ、愛ちゃんの事も知ってるよ。奏が少し前に愛ちゃんに会いに行ってるのも。今日来るのも。」
思い出せない。
たしかに高校時代桜ちゃんの周りには沢山の友達がいてた、でもそのうちの1人も知らない。
それより、、
どうして今日は来ること知ってるの?