獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～

本人が無意識でやっているのがなんだか腹立たしい。
私も一応女の子なんだから気を使ってよね。
鷹臣君の裸が頭から消えない。
夢に出てきそう。
「変なもの私に見せるな〜！」
ボソッと毒付くと、キッチンに向かい、朝食を準備した。
冷凍の胡桃パンとクロワッサンをオーブンで加熱している間に、ハムと卵を焼いて、鷹臣君の好きなチャイを用意する。
コーヒーは大学で飲むから、朝は紅茶系がいいらしい。
すると、シャワーを浴び終えた彼がネクタイを締めながらダイニングにやって来た。
「美味しそうなパンの匂いがするね」
英国スタイルのダークグレーのスーツをスマートに着こなした鷹臣君は、シャワーでスッキリ目が覚めたのか爽やかな顔をしている。
彼が皿を運ぶのを手伝ってくれて、一緒にテーブルに着くと、「いただきます」をして食べ始めた。
「鈴音の今日の予定は？」