獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「まるで最近作られたみたい。完全な形で発見されて良かったね」
これ以上触ると壊しそうで、そっと壺から手を離した。
「どう?わくわくする?」
「わくわくどころじゃないよ。夢を見てるみたいで、身体がふわふわする」
感動で胸がいっぱいの私を見て、鷹臣はスッと目を細める。
「まさかまた具合悪いんじゃあ……」
「身体は大丈夫だよ。明日か、明後日にはミイラが見つかるかもしれないね!」
鷹臣君を見上げてそう言うと、彼は自信ありげに微笑んだ。
「カノプス壺だけでは終わらせない。絶対に見つける」
その瞳に宿る情熱に私まで心が熱くなる。
とってもカッコいいな。
私の自慢の幼馴染……凄く凄く大好きな……。
その瞳に魅せられる。
「もうすぐ日が暮れる。鈴音はテントの中の出土品を片付けて。俺達はこの壺と木箱を外に運ぶから」
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