獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「あの……どうして私は呼ばれたんですか?それに……着てきた服に着替えたいんですけど」
「着替える必要なんてない。君とふたりで食事をしたくて呼んだんだ」
ファイサルさんは私の目を見て微笑む。
自分の魅力をこの人は熟知している。
目が自然と彼に吸い寄せられるのだ。
このハンサムな笑顔を見て夢中になる女の人って多いんだろうな。
王子さまってなんか凄い。
彼が親しげに私の腰に手を回して席に案内するが、緊張で身体が固くなる。
「あの……トイレ、新しいのを手配してくださってありがとうございました」
ぎこちない態度で礼を言えば、ファイサルさんはいたずらっぽく目を光らせた。
「女の子が困ってるのを見過ごせなくてね」
「あの……私、お礼を言いに来ただけなんです。まだ仕事も途中ですし……」
すぐに帰るとアピールするが、そのまま席につかされた。
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