獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「君のために日本から食材を用意したんだ。帰ると無駄になってしまう。コックも君のために料理出来ると喜んでいるんだ」
彼はにこやかに言って私の隣の席に腰を下ろす。
笑顔の圧力が半端ない。この人も結構強引だ。
流石鷹臣君の親友だけある。
帰りたくても帰れないよ〜。
目の前には鉄板焼きのカウンター。
ルクソールで鉄板焼?って目が点になったけど、良く良く考えてみると凄い贅沢なんだと思う。
この鉄板もひょっとしたら急遽手配したものなんじゃないだろうか。
「鈴音、料理はおまかせでいいかな?」
「……はい」
ファイサルさんの質問に戸惑いながらも頷く。
すると、彼は鉄板の前にいるコックに目配せした。
ファイサルさんの合図で、コックがまず野菜を焼いていく。
給仕が私達のテーブルの前に食前酒を置いた。
この匂い……日本酒?
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