獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「どうだか」
「信用ないな」
拗ねる鈴音の肩に、俺のジャケットを羽織らせる。
「夜景が綺麗だ。俺達のホテル、どこにあるかわかる?」
「うーん、あのピカピカしてるやつ?」
俺の質問に彼女は反対方向の建物を指差す。
「あれは違う。あっちのオレンジ色の灯りの建物が俺達のホテル」
「真逆だったね」
ハハッと笑う鈴音の屈託のない笑顔に癒やされる。
そんな会話をしながらファイサルの部下の後をついて最上階の部屋へーーー。
「この部屋でお休みください」
ファイサルの部下は告げて部屋を後にする。
恐らく、この部屋がこの船で一番豪華な部屋なのだろう。
俺達が宿泊しているスイートの二倍はありそうな広い部屋。
窓は大きくて開放的、家具はイタリアの高級家具で、部屋から隣にあるプールに行ける。
「わあ~、素敵〜!」
大喜びしながら部屋の中を探検する鈴音。
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