獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「なにって、もう全部俺のものなんだけどな」
悪戯っぽく光る彼の目。
「あ~、もうからかわないで〜!」
鷹臣君の発言に赤面すると、彼は少し笑って私の肩にバスローブをかけた。
「まあ、その反応、退屈しなくていいけどね。ほら、シャワー浴びておいで」
彼が私から離れると、ベッドを出てバスルームに向かう。
身体が気だるいけど、心は満たされている。
脱衣場でバスローブを脱いだら、胸元に鬱血痕があって驚いた。
「……キスマーク」
そっと触れてみるが、痛くはない。
"俺のもの"って印をつけられたみたいで、嬉しい。
昨日の私と今日の私は違う。
ついに処女卒業しました。
その相手が鷹臣君でよかった。
怖かったけど、彼だから身を委ねることができた。
心がウキウキして顔がニヤけちゃう。
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