獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～
服だってサイズぴったり。
考えてみると、ファイサルさんが用意してくれたドレスもサイズ合ってたんだよね。
モテる男の人って、見ただけで女の人のサイズがわかるのかもしれない。
服を着て髪を乾かし、寝室に戻る。
鷹臣君はベッドに腰掛けてスマホを見ていた。
私に気づいて顔を上げる。
「じゃあ、行こうか。朝食は用意してもらったから、車の中で食べよう」
「うん」
返事をすると、彼と一緒に船を降りた。
「ねえ、この船本当にもらうの？」
ファイサルさんの言葉が気になって聞くと、鷹臣君は笑いながら否定した。
「まさか。あっても邪魔になるだけだし、滞在中だけ借りるよ」
「確かに、これだけ大きいと現実味ないし、持て余しちゃうよね」
返しちゃうのは惜しい気がするけど、毎日使うものでもないしね。
ハハッと苦笑しながら豪華なリムジンに乗る。
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