獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「よく似合ってる。じゃあ、行こうか」
鷹臣君と大学を後にし、彼の車に乗せられてやって来たのは都内の高級ホテル。
「さあ、着いた」
地下の駐車場に車を停めると、彼はシートベルトを外した。
「なにかパーティでもあるの?」
鷹臣君に尋ねると、彼は私のシートベルトを外しながら言った。
「そう。恩師に招待されたんだ」
「同伴する人が必要なら他の人に頼めばよかったのに」
「勘違いされると面倒でね」
さらりと返すと、鷹臣君は車を降りて、助手席のドアを開けた。
「つまり、私は女避けに利用されるわけね」
ハーッと溜め息交じりに非難すると、彼はゆっくりと頭を振った。
「鈴音を利用なんかしない。これはお披露目」
「は?」
首を傾げて聞き返すが、彼はそれ以上なにも言わず、私の手を掴んで車から下ろすと、エレベーターに乗る。
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