獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～

鷹臣君だってなんで急に男を全面に出してくるのよ〜。
昨日の朝から、彼の雰囲気がなんか変わった。
頭の中は大混乱。
シャワーを浴びて心を落ち着かせようとするも、鷹臣君とのキスを思い出してドギマギする。
これからどういう風に彼と顔を合わせていいのかわからない。
シャワーを終え、バスローブを羽織って部屋に戻った。
改めて部屋を見て見ると、十二畳くらいのリビングがあるし、高層階なのか眺めもいい。
ベッドもキングサイズくらいあったよう……な。
「鷹臣君、こんな高そうな部屋泊まって大丈夫なの？」
一泊十万はしそうだ。
心配で訊ねるが、彼は穏やかな目で冗談を言う。
「大丈夫。俺達の孫まで養えるくらいのお金はあるから」
「鷹臣君、真面目に……!?」
「そんなことより、鈴音、髪、濡れてる」
鷹臣君が私の言葉を遮り、まるで恋人のように私の髪に触れた。
「そのうち乾くよ」