獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～

鷹臣君のリクエストに笑顔で頷いた。
「うん」
それは私と彼の日常。
彼の言葉でいつもの自分に戻れた。
私が変に意識しすぎなのかな？
どんな鷹臣君も鷹臣君なわけで……、私と彼の絆が切れることは絶対にないだろう。
親よりもずっと一緒にいてくれたのが彼だった。
そんな鷹臣君がイギリスに行ってしまって、その胸にぽっかり空いた穴を埋めるかのように、考古学の世界にはまっていったんだよね。
鷹臣君がいないのに毎日彼の部屋に行って、彼の本を読み漁って……。
自分の通っている大学に鷹臣君が准教授として赴任した時はビックリしたけどね。
朝食を食べ終わると、またインターフォンが鳴った。
ホテルの人かと思ったが、鷹臣君が応対して入ってきたのは……。
「おはよう……ってなにこの部屋、広くねえ？俺もこんな豪華な部屋泊まってみたいな」
「悟？なんでここに？」