獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「姉ちゃんと鷹臣さん、熱い夜過ごしましたって感じに見えるんだけど、俺、お邪魔だったかな?」
彼の発言に顔がカーッと熱くなる。
「馬鹿!」
上手く反論も出来ず、悟にゲンコツをお見舞いした。
その後、三人でホテルのプールに入り、お昼をホテルのレストランで食べ、鷹臣君の車で午後三時ごろ帰宅する。
しばらく自室に籠もって鷹臣君のキスを思い出し、ひとりギャギャー騒いでいたが、来月の発掘調査のことを思い出した。
「キスで動揺してる場合じゃないよ」
昨日見せてもらったスケジュール表を思い出しながら、ネットで渡航の手配をし、ホテルも予約。
「これで誰も私を止められない」
飛行機の予約票を見てニンマリ。
「私もエジプトに行って、発掘するぞ」
手続きが終わると、決意を新たにした。
私も鷹臣君と一緒に遺跡を見つけるんだ。

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