夢原夫婦のヒミツ
それはたしかにそうかも。大和さんに武志さんのような存在の女友達を紹介されたら、いくら友達だと言われたって本当に?と疑うと思うから。
あれ、じゃあもしかして大和さんも佐介のことを気にしている……?
ふとそんな考えが頭をよぎったが、すぐにそんなわけないと自分に言い聞かせる。
だって大和さん、蘭と佐介を紹介した時も全然普通だったし。ふたりと遊んで来るって言っても「いってらっしゃい。楽しんでおいで」って言ってくれるもの。
うん、大和さんに限ってそれはないという結論にいきつく。
「いや、大和さんは佐介と仲良くしたって、ヤキモチなんて焼かないよ」
「俺も同感。大和さんは俺たちと違って大人だぞ? それなのに俺なんかに嫉妬するはずないだろうが」
呆れた様子で言う佐介に、蘭はムッとなる。
「そんなの、やってみないとわからないじゃない。だから佐介、親友としてここは一肌脱ぎなさいよ。……あ、ふたりで出掛けるっていうのはどう? もちろんちゃんと愛実は大和さんに、佐介とふたりっきりで出掛けるって言うの」
早口で捲し立てる蘭に、私と佐介はタジタジ。
あれ、じゃあもしかして大和さんも佐介のことを気にしている……?
ふとそんな考えが頭をよぎったが、すぐにそんなわけないと自分に言い聞かせる。
だって大和さん、蘭と佐介を紹介した時も全然普通だったし。ふたりと遊んで来るって言っても「いってらっしゃい。楽しんでおいで」って言ってくれるもの。
うん、大和さんに限ってそれはないという結論にいきつく。
「いや、大和さんは佐介と仲良くしたって、ヤキモチなんて焼かないよ」
「俺も同感。大和さんは俺たちと違って大人だぞ? それなのに俺なんかに嫉妬するはずないだろうが」
呆れた様子で言う佐介に、蘭はムッとなる。
「そんなの、やってみないとわからないじゃない。だから佐介、親友としてここは一肌脱ぎなさいよ。……あ、ふたりで出掛けるっていうのはどう? もちろんちゃんと愛実は大和さんに、佐介とふたりっきりで出掛けるって言うの」
早口で捲し立てる蘭に、私と佐介はタジタジ。