夢原夫婦のヒミツ
大学からの旧友で、配属先も一緒。そんな大和さんが月に一度会っている私に興味を持ったようで、ある日の待ち合わせ場所にやって来た。
日比谷さんは昔から気さくな人で、そして大和さんのことが大好きな人でもあった。
私に興味を持ったって言っていたけど、本当は違うと思う。
大和さんが騙されていないか、私を見定めに来たように感じた。なにかと探られていて、疑われていたし。
だからこそ私は、日比谷さんに素直な想いを打ち明けたんだ。大和さんのことがどれだけ好きかを、大和さんの目を盗んで日比谷さんに必死に伝えた。
それが伝わると、彼の態度は一変。
連絡先を交換して、応援してくれるようになった。一番の恋の相談相手になっていったんだよね。
それに日比谷さんは、普段の大和さんの様子を教えてくれたり、写真を送ってくれたりと本当によくしてもらった。
少しずつ大和さんとの距離を縮めながらも、告白できず曖昧な関係を続けて日々は過ぎていき……。
あれは就職先も決まり、あとは卒業を待つだけの大学四年生の秋のことだった。
日比谷さんは昔から気さくな人で、そして大和さんのことが大好きな人でもあった。
私に興味を持ったって言っていたけど、本当は違うと思う。
大和さんが騙されていないか、私を見定めに来たように感じた。なにかと探られていて、疑われていたし。
だからこそ私は、日比谷さんに素直な想いを打ち明けたんだ。大和さんのことがどれだけ好きかを、大和さんの目を盗んで日比谷さんに必死に伝えた。
それが伝わると、彼の態度は一変。
連絡先を交換して、応援してくれるようになった。一番の恋の相談相手になっていったんだよね。
それに日比谷さんは、普段の大和さんの様子を教えてくれたり、写真を送ってくれたりと本当によくしてもらった。
少しずつ大和さんとの距離を縮めながらも、告白できず曖昧な関係を続けて日々は過ぎていき……。
あれは就職先も決まり、あとは卒業を待つだけの大学四年生の秋のことだった。