夢原夫婦のヒミツ
またマイナスなことばかり考えていると、程なくして大和さんがまた駆け足で戻ってきた。
「ごめん、愛実ちゃんひとりにして」
「……いいえ」
その先の言葉が続かない。
大和さん、私の気持ちを聞いてどう思いましたか? やっぱり七歳も年下の私は、恋愛対象に見てもらえないのでしょうか?
私の気持ちは、この先も届くことはないの?
何度も心の中で訴えていると、大和さんは周囲を見回した。
「場所を変えてもいいかな? ……俺も愛実ちゃんに伝えたいことがあるんだ」
私に伝えたいこと……? それは告白の返事? それとも他のこと?
本当は今すぐ聞きたいけれど、たしかにここは大和さんの勤務地の前。誰かに見られるかもしれないし、彼の言う通り場所を移動した方がいいよね。
そして向かった先は、近くにあった人気のない公園だった。
遊技はなく、ただ散歩に来た人が休憩できるスペースと広い芝生が広がっていた。
「ごめん、愛実ちゃんひとりにして」
「……いいえ」
その先の言葉が続かない。
大和さん、私の気持ちを聞いてどう思いましたか? やっぱり七歳も年下の私は、恋愛対象に見てもらえないのでしょうか?
私の気持ちは、この先も届くことはないの?
何度も心の中で訴えていると、大和さんは周囲を見回した。
「場所を変えてもいいかな? ……俺も愛実ちゃんに伝えたいことがあるんだ」
私に伝えたいこと……? それは告白の返事? それとも他のこと?
本当は今すぐ聞きたいけれど、たしかにここは大和さんの勤務地の前。誰かに見られるかもしれないし、彼の言う通り場所を移動した方がいいよね。
そして向かった先は、近くにあった人気のない公園だった。
遊技はなく、ただ散歩に来た人が休憩できるスペースと広い芝生が広がっていた。