mirage of story











竜という非現実な存在を目の前に、まるで友達と話しているような感覚で話す人もなかなか居るもんじゃない。












「で、今何が起こってるのかだったかい?

まぁ、知ってるって言えば知ってるな。
難しいことは俺には判らないが、とりあえずは」



".........つまり、君はどのくらいのことを知って居るのか?"





「うーん、どのくらいって言われてもねぇ。

とりあえずあの趣味悪いおっさんがあの黒いでかい竜と手組んで、世界ぶっ壊そうとしてるってこと。
今まで起きた全部。魔族と人間が戦ってきたことの全ては、奴の仕組んだことだってこと。

奴等を早いとこどうにかしねぇと、世界は終わっちまうってこと。


まぁ、それくらいか」





ロアルが世界を壊そうとしているのは、今のこの状況―――ロアルが闇色の竜を従える姿と壊れた世界を見れば想像も付くだろう。

奴等を止めなければ世界が終わる。
それも、この状況から察することは可能だ。










"...............相当の簡略化且つ言葉の選択はどうかとも思うが、間違いではない。

それは、誰からの情報かな?
まぁ、だいたいの予想は着くがな"








だが、もう一つ。

彼が、ロアルが五年前の戦争を引き起こした元凶であること。
戦争は仕組まれたものであること。



それはライルでさえ、たった今知った隠されてきた事実。
世界の表側には出ることの無かった、裏に在る真実。

それを、ジェイドは知っている。




















「..........................多分、あんたの予想は当たっている。

俺はそいつから聞いたのさ。
信じらんねぇような今世界に起こっていること、あのロアルの陰謀を。あの黒い竜―――創黒の竜の陰謀を。


まぁ、そいつもついこの間までは何も知らなかったみてぇだけどな。

........水竜さんよ?
そいつはな、そのことを全部あんたに聞いたんだと」









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