いちごキャンディ×ブラックチョコレート
「ねえ」

「は、はい」


汐理さんの表情は真剣で、正直少し怖いくらいだった。

何を言われるんだろう。

何を言うんだろう。


「今日、この後食事にでも行かない?」

「あ……はい」


自然と了承の返事をする。

それまで少し真剣な顔をしていた汐理さんの表情が穏やかになったことに気づくまで時間はかからなかった。
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