いちごキャンディ×ブラックチョコレート
どこに行くか迷った末、前に1度だけ行った汐理さんの行きつけのお店に行くことにした。
お店に入ると店員さんが彼に気づく。
そして隣にいる私にも。
からかわれながらも席に案内してもらい、いくつか注文をした。
そして飲み物が届いた頃、汐理さんが口を開く。
「今日は急にごめんな」
「い、いいえ。大丈夫です!」
勢い余って若干声が裏返った。
それに気づいた汐理さんは少し苦笑する。
「ぎこちないのはやっぱりあの夜のことが関係してる?」
「……え?」
あの夜ってアレだよね?
進藤先輩に失恋して、寂しさを紛らわせるためとはいえ汐理さんと体を重ねてしまったことの日を言っているんだよね?
「……か、関係していないと言ったら嘘になりますが」
私は申し訳ない気持ちだった。
私の勝手な理由で汐理さんと一線を超え、その事を気にさせている。
しかも私もぎこちない態度をとって余計に汐理さんを困らせている。
「依知子は悪くないから。俺が全面的に悪いんだ。だからごめん」
お店に入ると店員さんが彼に気づく。
そして隣にいる私にも。
からかわれながらも席に案内してもらい、いくつか注文をした。
そして飲み物が届いた頃、汐理さんが口を開く。
「今日は急にごめんな」
「い、いいえ。大丈夫です!」
勢い余って若干声が裏返った。
それに気づいた汐理さんは少し苦笑する。
「ぎこちないのはやっぱりあの夜のことが関係してる?」
「……え?」
あの夜ってアレだよね?
進藤先輩に失恋して、寂しさを紛らわせるためとはいえ汐理さんと体を重ねてしまったことの日を言っているんだよね?
「……か、関係していないと言ったら嘘になりますが」
私は申し訳ない気持ちだった。
私の勝手な理由で汐理さんと一線を超え、その事を気にさせている。
しかも私もぎこちない態度をとって余計に汐理さんを困らせている。
「依知子は悪くないから。俺が全面的に悪いんだ。だからごめん」