いちごキャンディ×ブラックチョコレート
ぽたぽたと大粒の涙が自分のスカートの上に落ちて、大きなシミを作る。
そのあと、汐理さんと園崎さんが何かを話していたけど私には何も聞こえなくて。
また迷惑をかけた。
「し……ごめっ……」
汐理さん。
ごめんなさい。
そう言いたいのに思うように言葉にならない。
「何も言わなくていいから。いや、違うな」
何が違うと言うの?
そんな思いを込めて汐理さんを見る。
涙でいっぱいの私は彼と目が合った。
「あの日のことは本当に気にしなくていいんだ。その、俺」
「な……ん、で」
なんでそんなことを言うの?
「なんでそんなこと言うんだって顔だな」
その言葉に私は数回頷く。
「それを言ったら依知子は幻滅すると思う」
「……っ」
そんなの聞いてみないとわからないじゃない!
声にならない声を心の中で叫ぶ。
「だからごめ」
「それはないですよ、慎さん」
そのあと、汐理さんと園崎さんが何かを話していたけど私には何も聞こえなくて。
また迷惑をかけた。
「し……ごめっ……」
汐理さん。
ごめんなさい。
そう言いたいのに思うように言葉にならない。
「何も言わなくていいから。いや、違うな」
何が違うと言うの?
そんな思いを込めて汐理さんを見る。
涙でいっぱいの私は彼と目が合った。
「あの日のことは本当に気にしなくていいんだ。その、俺」
「な……ん、で」
なんでそんなことを言うの?
「なんでそんなこと言うんだって顔だな」
その言葉に私は数回頷く。
「それを言ったら依知子は幻滅すると思う」
「……っ」
そんなの聞いてみないとわからないじゃない!
声にならない声を心の中で叫ぶ。
「だからごめ」
「それはないですよ、慎さん」