いちごキャンディ×ブラックチョコレート
「槇さんってモテそうですよね。告白の経験は?」

「な、何だ急に」

「何となく気になりまして……それで?どうなんですか?」


少し前のめりながら聞く耳を立てる。

我ながら少し図々しい気もしたけど、そこは仕方ないということで。


「まぁ、なくはないけど……」

「ほう」


やっぱりそうなんだ。

顔が良くて、仕事も出来て、気が利く素敵な男性を女の人達が放っておくわけないよね。

私はちょっと目付きが怖いとか思ったけど……話せばなんてことないし。


「そういう楢本は?」

「へ?」


槇さんモテそうだなと呑気に考えていたら、私にも同じ話題が振られる。
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