いちごキャンディ×ブラックチョコレート
「なんだかすごく申し訳なさそうな顔だね」

「そりゃそうですよ。自分の分は払うと言っているのに……」

「それなら明日にでも飲み物を1つ奢ってくれると嬉しい」

「飲み物、ですか。でもそれじゃ安すぎます」


100円ちょっと飲み物なんて、安すぎる。

ここはやっぱり是が非でも代金をお支払いして……。


「楢本」

「はい」

「俺は年上、君は年下。素直に奢られなさい」

「……………………はい」


結局、槇さんに奢られることになった。
< 21 / 194 >

この作品をシェア

pagetop