いちごキャンディ×ブラックチョコレート
「……あのさ」

「はい」

「俺の家……来る?」

「え……」

「あ!別に変な意味じゃないから!近いからと思って」

「でも……」


いくら近いからと言っても迷惑だ。

迷惑はかけたくない。


「このまま帰すのは心配だから、言う通りにしてくれると安心できるんだが」


心配した表情で私を見る。

その表情に負け、槇さんの言う通りに彼の家へと足を運ぶことにしたのだった。
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