いちごキャンディ×ブラックチョコレート
「じゃあ、槇さんはベットを使ってください」


ベットから降り、彼の後ろに回り背中を押す。


「え!?いや、いいよ。楢本使って」

「いいえ。私はたくさん使わせてもらったので槇さんどうぞ」

「そんな……っうお!」


ベットの縁につまずき、派手にベットの上に倒れこんだ。

よし、これで槇さんをベットに誘導できた。


「それじゃあ私は」

「だ、だめ……だ」

行かせないと力強く腕を掴まれる。

とはいえ、私は引き下がるつもりがない。


「槇さんはベット。私は床!それでOKです」


掴まれている腕とは逆の、空いているもう片方の手を彼の肩に置く。

そして私の全力の力を使って(あまりないけれど)槇さんの体をベットに沈めた。
< 70 / 194 >

この作品をシェア

pagetop