お見合い婚 俺様外科医に嫁ぐことになりました

今はまだ掃除のサービスをお願いしているが、それも結婚して本格的にここで千花が暮らすようになったら完全に止めようと考えているところだ。やはり自宅に他人が入るのは、あまり気持ちのいいものじゃないし、そんな贅沢は必要ない。

千花が寝室に戻ると、修矢はベッドに座っていた。
トレーごと修矢の膝の上にのせ、木のスプーンを持たせる。


「ポトフです」


ブロッコリー、玉ねぎ、じゃがいも、キャベツにソーセージ。それらをコンソメで煮込み、最後に黒こしょうをかけただけの簡単料理だ。

スープだけをすくって口に運んだ修矢は、「うまい」と言って、今度は大きなじゃがいもを割って食べる。

(よかった。食欲はあるみたいね)

安心しつつ、千花はそばで見守る。次々と修矢のお腹に吸い込まれていくポトフ。あっという間にスープボールは空になった。


「うまかった」
「足りましたか?」
「ああ。身体もあったまったし」

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