お見合い婚 俺様外科医に嫁ぐことになりました

「長い間悪かったな」


そう言って修矢が突き出す。


「あ、いえ」


千花は両手を出してそれらを受け取った。


「式場はどこがいいか考えておいてくれ。あまり時間がないから、明日の夜八時までに」
「ちょっと待ってください。明日の夜ですか!?」
「二十四時間以上あるんだ、十分だろう。結婚に憧れていたのなら、漠然とでも考えていたところはないか?」
「そんな……」


無理難題を突き付けられ、千花はおろおろとするばかり。

(二十四時間で大事な結婚式の場所を決めるだなんて……!)

いくらなんでも時間がなさすぎる。どうしてそんなに焦って結婚をするのか。

とはいえ、千花がいくら反対意見を言おうが、ことごとく覆されることは目に見えている。今日の短時間で、修矢がいかに俺様な男かわかってしまったから。

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