お見合い婚 俺様外科医に嫁ぐことになりました

千花はリビングのソファに大きく息を吐きながら腰を下ろした。その両隣を固めるようにして幸助と美幸も座る。ふたりから一斉に視線を浴びて、居心地がとても悪い。


「お断りはしない……と思う」


自分の両親なのだから、嫌だったら正直に断れるはずだが、どういうわけか千花は結婚の意思表示をした。
それは千花自身にもとっても不思議なことで、自分で自分がわからなくなる。

千花の答えを待っていた幸助と美幸からは、同時にホッとしたため息が漏れた。


「修矢さんから、二ヶ月以内に式を挙げたいって」


これには、さすがのふたりも驚いたようで、「え!? 二ヶ月のうちに!?」と目を丸くした。

この話にノリノリだった幸助と美幸でさえ、この驚きようなのだ。千花がひっくり返りそうになったのも無理はない。


「ぜひにって言われて」


こうして口に出して話してみても、自分のことではなく友達のことでも話している感覚。千花は、いまだに信じられない思いでいっぱいだ。

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