お見合い婚 俺様外科医に嫁ぐことになりました

とそこで、キスとお姫様抱っこを思い出して、千花は頬がカーッと熱くなった。


「ねぇ、あなた、ぐずぐずしている時間はないわ」
「ああ、そうだな。招待客のことも考えねばならんし」


ふたりは楽しそうに誰を呼ぶ、彼を呼ぶという談義に入ってしまった。

(私は早いところ、この苦しい着物を脱ごう)

千花は盛り上がるふたりをリビングに置き、自室へと向かった。

< 60 / 271 >

この作品をシェア

pagetop