年下御曹司の、甘い提案が聞きたくて。
『えっ…!?ビジネス!?』
輝の言葉に、家族全員が呆気に取られる。
私は多分、いきなりそんな話を始めたらそうなるだろうと予感していたから、やっぱり…とその反応を見て思った。
「…それって何の?」
一番冷静な対応を見せたのは郁だ。
父も母も輝の申し出に暫し呆気に取られた様子で、カクッと肩を落とした後は気が抜けて、なんだ…という顔つきを見せていた。
輝はそんな両親にちらりと目を配り、郁に頷きを返してから話を前に進めだした。
「…実は、お父さんには借金があると伺いました。それで、俺の仕事のツテを使い、確実に収入が得られるビジネスを一件、ご紹介しようと思い、出向いてきました」
それを聞いて、母がはぁ…と深過ぎる溜息を吐く。
父もそれを聞きながら小さく息を吐き出し、気を取り直したように顔を上げると、私に振り向いてこう訊いた。
「借金のことを彼に話したのか?」
自分の面子が丸潰れだと言いたげな表情で問われ、私はちょっと口籠る。
なんと言って弁解するべきかと黙っていると、それを見遣った郁が「俺だよ」と発言し、「俺が筒井さんに教えたんだ」と正直に話した。
輝の言葉に、家族全員が呆気に取られる。
私は多分、いきなりそんな話を始めたらそうなるだろうと予感していたから、やっぱり…とその反応を見て思った。
「…それって何の?」
一番冷静な対応を見せたのは郁だ。
父も母も輝の申し出に暫し呆気に取られた様子で、カクッと肩を落とした後は気が抜けて、なんだ…という顔つきを見せていた。
輝はそんな両親にちらりと目を配り、郁に頷きを返してから話を前に進めだした。
「…実は、お父さんには借金があると伺いました。それで、俺の仕事のツテを使い、確実に収入が得られるビジネスを一件、ご紹介しようと思い、出向いてきました」
それを聞いて、母がはぁ…と深過ぎる溜息を吐く。
父もそれを聞きながら小さく息を吐き出し、気を取り直したように顔を上げると、私に振り向いてこう訊いた。
「借金のことを彼に話したのか?」
自分の面子が丸潰れだと言いたげな表情で問われ、私はちょっと口籠る。
なんと言って弁解するべきかと黙っていると、それを見遣った郁が「俺だよ」と発言し、「俺が筒井さんに教えたんだ」と正直に話した。