同期に恋して 〜ずっと片思い〜

「冷たい事言うなよ。せっかくの朝をちなと一緒に過ごそうと思ったのに。朝起きていないと寂しくないの?」

「うそ、嬉しい。目を開けたら涼真がいることがすごくうれしかったよ」
そう言った私を見て、涼真は小さくため息をついた。

「やばい。素直なちなも可愛い。拗ねてるちなも可愛いけど……。そんなことより飯よりちなだな」

「へ?」

1人でブツブツ言っている、涼真の言葉の意味が解らず問いかけた私に、涼真はにやりと口角を上げた。

「これは、煽ったちなが悪いからな。もう少しご飯はあとな」
そう言うと、涼真はまた私をベッドの中へと引きずりこんだ。

「え?もう朝!明るい!恥ずかしい!ねえ……」
私のそんな言葉など、まるで聞こえないと言った涼真に、私は諦めて涼真の首に腕を回した。



< 100 / 105 >

この作品をシェア

pagetop