同期に恋して 〜ずっと片思い〜

涼真は私の返事を聞くと、ソファに座っていた私を抱き上げた。

「ちょっと!涼真重いって……」
慌てふためく私に、涼真はクスリと笑うと「軽いよ。ちなは」そう言うとそのまま寝室へと入った。

まだ少ししか暖房が効いていない部屋は、ひんやりとしていたが、私は緊張からか余計に手足が冷たく感じた。

涼真はそんな私をベッドにそっと下ろすと、自分もベッドに上がると、おもむろに部屋着を一気に脱いだ。

私は初めてみる涼真から視線を逸らせなかった。細くみえるのに、きちんと筋肉がついていて、つい言葉が漏れる。


「きれい……」
ベッドの上にちょこんと座っていた私は、呟くように言っていた。

「なんだよそれ……」
涼真は苦笑するように言うと、私に笑顔を向けた。

「はい、ちな。ちなもばんざいして?」

「え?え?」
いきなり腕を取られ、一気にタートルネックのセーターとキャミを脱がされる。

下着だけになり、寒さと、恥ずかしさから慌てて手で隠そうとするも、涼真にそのまま手を拘束される。

「ちなの方がきれい」
そう言うと、涼真はギュッと私を抱きしめて、ベッドにもぐりこんだ。
< 96 / 105 >

この作品をシェア

pagetop