あなたに恋のお届けものです
「…そんなことないよ。」
「有紗?」

見ると、うつむいてプルプル震えていた。
「私だって、すぐに行動できない。勝利のときはあんなに積極的にできたのに…今は、何故か。」


勝利のときは。
今は。

私は、その原因を頭に思い浮かべた。有紗は…もしかして。

窓際の生徒である私は、簡単に勝利を見つけることができる。
でも、有紗はそれができないんだ。

私は机に頬杖をついて、にこりと笑った。



風が、サアッと通りすぎる。



「有紗は、悠里が好きなんだね。」
そっか。と呟く。

「よくわからない。」
…でも、と有紗は言う。
「真由子は悠里くんにも勝利にも、想いを寄せられていて、いいなって思うよ。…悠里くんの目に私が映っていたらいいのに。」

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