あなたに恋のお届けものです
「ど、どうしたの?勝利」
「いや…さ。」


突然、私の背中に温かいものが触れた。

「えっ、勝利?」

それは、勝利の手で。
私はしばらくたってから勝利に抱きしめられていることを悟った。

「ごめん、何か想いを伝えたくなったからさ。」


勝利はそう言って照れ臭そうに笑う。 

「真由子と過ごせる時間もあと少ししかないから…。もちろん、絶対にこれで終わりにしないけどな。でも、だから。」

今想いを伝えておこうぜと、勝利は言う。

私たちは、静かに見つめあった。

「私は、勝利が好きだよ。」
「俺も真由子が好きだ。」

「好き」
「好き」

「「……ハハッ」」

私たちはこのあと、きっと大変になることを予想していながらも、この瞬間は幸せだった。

ーあと3日

なんというか、残りわずかになってから…やけに1日の感覚が長いというか。貴重な1日だからね。

飛ぶように過ぎていった最初の頃とは、違う。
大切な1日。

それも、あと3日だけ。

昨日は有紗が悠里のところに行って…私は…って私のことはどうでもいいのに!

思わず緩んでしまった頬を懸命に抑える。

ふぅーっと、息を大きく吐いて心を落ち着ける。

「落ち着け…私。」
「真由子?どうしたの?」

「落ちぃ…っ!?有紗、いたの!?」

独り言を聞かれた私はすっごく恥ずかしかった。
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