あなたに恋のお届けものです
「そう、でね!昨日のこと!」

「あっ、どうだったの…?気まずくなかった?」

「全然大丈夫だった!」

よかった…。いきなり呼ばれたからどうなるかと思ってたんだよね。

「今日も行くの?」
「うん。約束したからね。」

有紗が報われるといいけどな…報われてほしい。
こんなにも純粋でまっすぐな想いが…まぶしい。

「有紗…」
「ん?真由子」

「…頑張ってね!」

本当に、有紗の悲しむ姿を見たくないんだ。

***
「…悲しませたくないから」


悠里はぼそっと呟く。

好きってなんだろうか。好きって感情がどういうものなのか、わからない。
真由子さんのことも…果たしてあれは恋心だったのか?

わからない。わからない。

だけど、一つだけはっきりしている気持ち。

「有紗さんが悲しむ顔はもう見たくないんだ。」放課後、悠里は自分の部屋で黙って椅子に座っていた。

「…。」

チロチロとカーテンで揺れる光が眩しくて、悠里は少しイラッとしたようにカーテンを奥まで閉め直す。

「ふぅー…」

焦ってる、焦ってるからイライラしてる。普段の自分ならイライラしないのに。

「さて、と」
そろそろ有紗さんが来る時間だ。

すると、そんな悠里の心を読んだかのようにトントンとドアがノックされた。
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