あなたに恋のお届けものです
有紗さんが来たのかな?

「はーい、有紗さん?今開け、」

今開けるねという声は途中でプツンと切れた。
「…」
そして、そのニコニコとした表情のまま無言でドアをすばやく閉めようとする。

「何で来たのかな?」

「悪いな、お前の望んでた有紗じゃなくて。勝利様が来てやったぞ。」

「誰も入れてあげるなんて言ってないよ。」

悠里はぐぐぐぐぐ…とドアを閉めようとする。
勝利はぐぐぐぐぐ…とドアを開けようとする

二人の間には明らかに火花が散っていた。
まあ、勝利が勝ったのだが。
「はぁ、はぁ…」
「おじゃまするぜ。」

勝利は部屋に入ると勝手に椅子に腰かけた。


「何しに来たの?」

悠里はしぶしぶ椅子に座って勝利と向かい合った。

「俺はお前に言いたいことがある。」

勝利はグッと悠里のことを睨み付けた。

***
「そろそろ時間かな。」

有紗は、自室で時計を見上げるとそう呟いた。
「うん、よし!行こう。」

そして、立ち上がるとルンルンと悠里の部屋へと向かっていく。

***
「言いたいこと…って?」

「気づいてないのかよ。」

何がなんだかわからないんだけど。

「お前は有紗が好きなのか好きじゃないのかどっちなんだよ。」
「え…。」

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