一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
ーーー「菜穂〜!今日一緒に食べようよ!」
昼休み。
グループに入れてもらって食べるお昼は、気を遣ってしまって居心地が悪く、かといって一人も嫌でわがままな自分に自己嫌悪に陥っていた時。
唯一高校一年から仲のいい友達である峯田 千秋(みねた ちあき)ちゃんが私の教室にやってきた。
頼れるお姉さんのような、しっかり者の千秋ちゃんは私をよく気にかけてくれていて、こうして週一か週二のペースでお昼を誘いにきてくれる。
千秋ちゃんは、自身のクラスの友達と仲がいいし馴染んでいるのに、本当に申し訳ないと思うけど、『気にしないで』と言われるから結局甘えてしまう。