一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「どうしたの?どこか苦しいの?」
「いや、あの…自分で歩けるから…」
「ダメだよ。
菜穂、倒れたんだよ?わかってる?」
「そ、そうだけど…その、今はもう大丈夫だから…それに他の子に見られちゃうし、目立つし…」
「………」
私が途切れ途切れに話すと、いつもは何か反応してくれる蓮くんが黙ってしまう。
「あ、あの…蓮くん…」
「じゃあ早く行くから降りて」
蓮くんの声がいつもより低くなり、思わず肩を震わせる。
もしかして、怒らせちゃった…?
蓮くんは全然笑ってなくて、途端に泣きそうになるけど我慢してベッドから降りる。
すると蓮くんに腕を引かれた。
「えっ、あ…蓮くん…」
「これぐらいはいいよね」
それだけ言って歩き出してしまうから、慌てて千秋ちゃんに挨拶した。
「ち、千秋ちゃん、来てくれてありがとう…!
また絶対話すね…!」
それだけ言って私は蓮くんの後ろについていき、いつもの場所で停まっている車へと乗り込んだ。