一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「どうしたの?
もしかして、緊張してる?」
上条くんはやっぱり鋭いのだろうか。
さっきから私の心を全て読み取ってくる。
素直に頷けば、上条くんは綺麗に笑った。
「……可愛い。
でも大丈夫、いつかは慣れるから」
慣れる…本当に、慣れるのかな。
上条くんの隣で、堂々とできる日は訪れる気がしない。
「あー、早く明日にならないかな。
みんなに報告しないとね」
そんなことを考えていたら、突然上条くんが驚きの発言をした。
「あ、あの…報告って…?」
「そんなの俺たちのことだよ。
ちゃんと婚約したって言って、学校の男から桃原さんを守らないと」
「だ、ダメ…!!」
学校のみんなに言うのはどうしても嫌だって昨日からずっと考えていたから、慌てて拒否する。